最近は随分と暖かくなってきて家の前の甲突川の桜も咲き始めました、そうなるとそろそろアイスクリームもイメージチェンジな時期ですが、最近はチョコレートの本格的検証に取り掛かっています、先ずはDOMORIの2種類のクーベルチュールを使い、シャーベットとアイスクリームを作ることにしました。
爽やかでめちゃくちゃフルーティーなマダガスカル産ザンビラーノをシャーベットに、素晴らしいコクのベネズエラ産スル・デル・ラゴはミルクと合わせても力強い香ですが、僕のイメージではドーモリ社はチョコレート屋よりカカオ屋のイメージ?カカオをこよなく愛するマニアック集団ですが僕は大好き、このクーベルチュールは2つともシングルオリジンエステートでそれぞれに素晴らしい産地の特長が出ています、そんな最高の素材を使って作りますが中々苦戦しております。。
何が難しいのか?それはバランスこれが全てです、、作り方の方向性としては正しいと確信しましたが、あとは微妙なバランスが難しい、、、おっ!この温度計はエスプレッソマシンの湯温以外にも色々役立ちます。
そして先日は気になっている素材も試してみました、それが北欧ダニスコ社のフルーツシュガー、果物や野菜の中に存在する天然の甘味料いわゆる果糖です、素材の風味を全面に出してくれる甘さ・・とは聞きましたが・・・甘い、甘すぎるぞ、、甘さとバランスが難しい、これじゃカカオの持つフルーツ感やコクが台無し、それを程よい甘さで引き立てて全面に出したい、次はグラニュー糖とトレハロースの組合せで試してみよう、それとコクを考えたらカカオパウダーも重要、中々理想のものがありませんが、品種違いだけどドーモリの油脂分高めのものを発注したので届くのが楽しみです。。
まだまだ苦戦はしていますが本当に方向性としては間違っていない、あとは細かい微調整でそれがとても重要、スタッフに食べさせたら特にシャーベットは冷たい生チョコレートのようと・・そりゃそうでしょ、鹿児島ではこの風味、食感はありえない、他のお店の事はいいのですが、特にシャーベットはここでしか食べられない、本当に本物を提供したい、しかしまだまだ甘いし重い、でも重いのは良いこと?滑らかなんてレベルじゃなくとんでもないボディー、だからチョコレートだけシャーベットとミルクチョコのセットで食べて頂こうかとも考えています、一種類の分量は少し減りますがその分違う味わいを楽しめます、僕も客観的に席に座って落ち着いて食べてみたら、シャーベットとミルクチョコ交互に食べると旨い!少し重くなったら今度はミルクチョコ、するとお口もサッパリします、より強いカカオの風味を楽しめるのはシャーベット、ミルクチョコはミルクとのマリアージュですがこれも納得には程遠い、カプチーノのようなカカオとミルクのバランス、甘さとのバランス、まだまだこれから検証です。
そして安定剤も再検証、安定剤という言葉を聞くと天然素材ナチュラルアイスクリームと言ってるのにマイナスなイメージが沸くかもしれませんが、物にもよりますが天然の物質から抽出されています、例えばペクチンなんかはフルーツによく含まれている成分、海藻などもあります、よく安定剤を使わないで天然とか唄ってるけど考えられない、、特にミルクには乳化がないと、増粘剤も必要だしおいしいアイスクリーム作りに安定剤はぜーったい必要!だから色々考えて試しています、もう少し余裕が出たら葛とか寒天とか使って色々実験してみたい、エルブジが開発したテクスチャーシリーズってのもぶっちゃげ気になります、それからチョコレートだけじゃなくてこれからはフルーツ全盛期、今年も色々と考えていますが取り合えずコンセプトを決めて昨年とはアプローチからがらっと変わりますお楽しみに、、カップ詰め販売も考えてはいますがまだまだそんな段階じゃない、その前にお店での売り方から考え直し、美味しいものを作るには勿論素材も手間もかかります、チョコレートなんて慣れてないせいもあるけど今までの10倍以上の手間、他にも色々問題点はありますが、、、あぁそれにしても物作りってなんて楽しいんでしょ!
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